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断熱二重煙突

断熱二重煙突ストーブや暖炉といった燃焼器機の性能を最大限に引出すには、煙突を通って排出される煙りの温度(排気温度)を高温に保つことが最も重要です。 排気温度が高温であれば煙りがスムーズに排出されて出力や熱効率が良く、煙突内部に煙りの不純物(スス、タール等)が付着しにくいのでメンテナンスも容易です。
排気温度を高温に保つのは断熱性の高い煙突です。断熱性能の良い煙突は内部では高温を保ち、外部は熱を遮断して安全性を確保しています。煙突に有効で安定したドラフト(通風力)と、危険な煙道火災などの安全対策にも十分な性能が求められます。高性能の燃焼器機には高レベルでつり合う煙突が必要です。
SFL社のNOVA SFは、こうした煙突に求められる性能をすべて満たした高品位の二重断熱煙突です。高いレベルでストーブや煖炉の性能を安定して引出します。

断熱二重煙突(NOVA SF)の特徴

1.強くて堅牢な二重構造

全天候型のアウターケーシング(煙突の外筒)と、燃焼ガスの温度変化に対応したインナーライナー(煙突の内筒)の二重構造で、アウターケーシングは上下のカプラー両方に固定されているのに対し、インナーライナーは上側だけに固定されています。この分割製造方法によりアウターケーシングに影響を与えることなく、インナーライナーが伸び縮み出来るようになっています。それぞれの温度差からくるひずみに対応して、経年劣化が少なく長期間にわたり堅牢性を確保しています。

2.高密度な断熱材で煙突表面温度を80%ダウン

アウターケーシングとインナーライナーの間(25mm)には、パウダー状の高密度な断熱材を充填してあり、高い断熱効果により、煙突温度を急速に安定化させます。 内部では高温を保ち、煙突表面では内部温度(排気熱)を80%カット、他には類を見ないほどの性能を発揮します。また結露をおさえ、ススやタール等もこびりつきにくく、また、万一煙道火災がおきた場合にも外部への熱のリークをおさえ、高温に対しての十分な配慮がなされています。

3.オールステンレス

素材はアウターケーシング、インナーライナーともすべてステンレスです。外筒はステンレススティール・SUS304(0.5mm)、内筒は世界に先駆けてSUS316(0.6mm)を採用しています。SUS316はモリブデンの添加により、SUS304よりさらに優れた耐食性・耐酸性を実現したステンレス材で煙突に最適の材料です。

4.レーザー溶接で雨もシャットアウト

インナー・アウター管とも、シームレス溶接加工を採用していますので、パイプ側面には継ぎ目がなく、これにより外筒では雨の浸入を、内筒ではタールや結露水が断熱材内部に流れ込むのを防止します。一段と安全性・耐久性を高めています。

5.安全性と施工性にすぐれたジョイント部

各煙突部材の接続部分は、上下接続部に雄雌それぞれ16個の突起があり、差し込んで約20度回転するだけで煙突同士をしっかり固定できます。さらにトグルクリップの付いたロッキングバンドを接続部に巻き付けて締め付けることにより完全にシステムが一体化する、分離防止の安全設計になっています。

6.安心して木造住宅にも使用可能

煙突周辺に対する可燃物(木材等)への影響も最小限に抑えることができます。 高密度スーパーミンサムにより断熱性能が高いため屋内陰閉部での取り付けも可能。日本の住宅の主流である木造住宅でも安心して設置できます。

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7.燃料を選びません

薪を燃料とした場合に起こりうる煙道火災を想定した高温熱衝撃試験1100℃をクリアしています。薪に強く、暖炉、ストーブにも最適です。固形燃料(薪)・ガス・灯油、すべての燃料の燃焼機器に対応します。

■仕様
アウターパイプ ステンレススティール SUS304/0.5mm
インナーパイプ ステンレススティール SUS316/0.6mm
断熱材スーパーミンサム シリカパウダー(シリカ、イルミナイト、ミネラルファイバー)
インナーライナー、アウターケーシングはレーザー溶接接合
インナーライナーとカプラーはスポット溶接接合
アウターケーシングとカプラーの接合はハゼ組接合
※エルボーのインナーライナーSUS316/0.4mm
■用途
固形燃料、ガス、灯油全ての燃料の燃焼機器
■設備・使用にあたって
・煙突の設置は建設基準法や消防法、設置する土地の火災予防条例に基づいて安全に取付を行ってください。薪ストーブに関わる設置はファイヤーシステムホクシンにご相談下さい。
・煙突のインナーと可燃物までの離隔距離は、常に最低150mmを確保して下さい。
・メンテナンス/定期的にスス、タールなどを除去する必要があります。怠りますと、煙道火災を引き起こす危険性があります。
※詳しくはファイヤーシステムホクシンにお問い合わせ下さい。